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北黄金貝塚Blog

hunkawan.exblog.jp

北黄金貝塚の風を送ります

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作業の昨年度から今年度への引き継ぎや作業の手順など相談しています。

久しぶりに貝塚の断面を見ました。やはり本物の貝塚は迫力があります。
カキ、ホタテ、ウニが主のようですが、動物の骨も見られます。
これより下に層があるという予想ですが、どうですか?

「これが、底かもしれない。」という声もしました。

50年以上前に峰山さんが、発表しているのは、貝塚が大きく黒土を境に二段になっていて、下層は「ハマグリ」で上層は「カキ」といった時代の違いがはっきりとわかるような報告があります。

それが、どの地点で、あるかはまだ、突き止めていません。
今の地点ではないかもしれない。 ちょっと残念な気がします。

どう進めるか_f0125428_2019017.jpg

今後の発掘作業がどのように展開するか楽しみでもあります。
# by hunkawan | 2012-06-05 20:31 | 発掘情報
範囲を拡げる_f0125428_20493868.jpg

遺跡の範囲を拡大して発掘するポイントを測定します。
場所が測定できるように見通しよくするための草刈りが成されていました。
林の中やふきのあるところなど草刈りを行っていました。
測定器正確に計るのです。
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器械を扱う人も変わってしまい、新しく借りる機械の説明に来ていたようです。
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# by hunkawan | 2012-06-04 20:52 | 発掘情報
北黄金2遺跡は昨年、一昨年と調査していました。

これは昨年の貝塚の発掘の様子ですが、底まで調査し終わっていないのです。

お墓や貝塚なども出土して約5万平方メートルは完全な遺跡といえます。
シカの頭骨を重ねた「送り」と思われる遺跡も見つかっています。
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ところが、この貝塚の調査に意外と時間がかかって、今年度は延長して2ヶ月だけですが継続することになりました。


・貝塚を底まで調査する。 現在は、170センチメートルの深さまで調査していますが底まで到達していないので、最深部まで調査する。

・遺跡の範囲の確認などで、拡張して4カ所ほどのピットを調査する。

史跡拡大の調査発掘_f0125428_8171420.jpg



今日は、発掘の準備をしていました。テントを張ったり草刈りをしたり、モノの運搬をしていました。
来週の月曜日から発掘調査をするでしょう。

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調査員も以前の2名は、残念ながら退き、新たに1名の学芸員が加わって調査をします。
今後の発掘現場をお楽しみにしていください。
修学旅行生にも実際の貝塚を見学してもらうことになるでしょう。
# by hunkawan | 2012-06-01 18:47 | 北黄金2遺跡
今年度の発掘関係の作業などは今月で終了した。
ご苦労様といいたい。
ほぼ、二年間の調査であったが、色々な事が思い出される。
それは、事前のブログを見てもらえば浮かんでくる。

今日は、二人で作業をしていた。
時の拓本をとっていたり、図面をかいていた。
二人で作業を_f0125428_16391561.jpg

気候が暖かくなってから、訪問するつもりでいたが、ついに、今回になってしまう。
二人で作業を_f0125428_16394439.jpg

拓本の取り方を学びたかった。
# by hunkawan | 2012-03-26 16:34 | 北黄金2遺跡
資料に注記する_f0125428_19491264.jpg

北黄金貝塚公園も休館にり、北黄金2遺跡の調査発掘も今年度の作業を終え、室内での資料の整理、調査物の作成作業に入っていました。

噴火湾文化研究所に行ってみました。
資料に注記する_f0125428_19493440.jpg


ベテランの臨時の職員の方が加わって、パソコンで資料の作成をしたり、注記の作業をしているところを見学しました。
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土器のザラザラした面と石器のツルツルした面に書くのと書く道具も違います。
小さな字で書きますので、神経も使うし肩もこるようでした。
この仕事も資料を眺めると限りがないように思えます。
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遺物の量が多くて、選んで処理していますが、それにしても資料の山が気になりました。

明日は(17日)北大で今年度の発掘の結果を発表するそうです
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遺物のナイフ型石器を見せてくれました。
それにしても、このような石器を現代人は作れるでしょうか。

すごく明るい雰囲気で作業をしています。
明日は、遺跡の発掘調査の発表会も有意義な内容で終えることでしょう。
# by hunkawan | 2011-12-16 19:26 | 北黄金2遺跡

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